○味を科学する
○糖度、酸度、塩分、アミノ酸までチェック
○生産者へのアプローチ
○品質基準値の設定
○果実毎に品質分析
○品質毎の単価表の提示
○出荷後の品質チェック
○くだものに★マークをつける
京都青果市場に出荷されているくだものから”更に
美味しくなる”可能性のある商品を探し、生産者へ
直接連絡をとります。
そして出荷商品の糖度や酸度を計測した上で、生産農家を訪ね、畑での生育状況や選果場などを見学し、更に美味しい果物作りの提案を行っています。
市場から高く評価される美味しい果物の生産を行うために、火の國屋が持つ“技術やノウハウ”を農家へ提供し、生産の革新を提案するわけです。
そして生産農家は技術指導を受け、試験的に栽培を行います。試験栽培を行った果物は火の國屋が“全量買い取り”を行う事で、農家の生産革新への挑戦を促すような仕組みを構築しています。
品質の向上した果物は京都青果市場へ出荷され、京都青果市場で目利き力の高い評価を得ている火の國屋が当該商品をセリ落とすため、生産農家の市場価値が向上するわけです。
火の國屋は品質の向上した生産農家からジュースに使用する加工用果物安定的に仕入れ、独自の技術を以てオリジナルジュースの製造も行っています。
くだものの価値は美味しさ、美味しさの基は甘さと酸味のバランス、糖度と酸度を測る事で、美味しさを数値で表すことが出来ます。数値化したくだものを販売して、お客様の反応を長年のデータの積み重ねで★の数で表現出来る様にしました。
糖度別に販売することで美味しさと価格が合致し、お客様がくだものは食べてみないとわからないと不安を持ちながら購入されていたのが解消され、数字を頼りに安心して購入されていらっしゃいます。そのことが双方にとって最大のメリットと考えています。
1.品質を表示することで、接客の手間が短くて済む
2.お客様は、美味しさと価格を自己判断が出来、好みの果物が購入出来、お互いにメリットがある
3.お客様の目が肥える事に依って、他店との差別化が明確になり、商品力に信頼が得られる
毎日果物を分析し、自分の舌で味わってきたのと、試食でのお客様の反応から、一定の糖度と酸度の比率を導き出すことが可能となりました。
大手合繊メーカーの品質管理技術をくだものの品質管理に応用し、くだものの美味しさを数値化する事に成功しました。糖度や酸度などの複数の数値のベストな組み合わせで製品評価行っている事で、くだものの最大の課題である「食べてみなければ味が解らない」事への対応が同社では可能になっています。
なんと人口1万人の町で高品質メロン(糖度16度以上のメロン)を年間500個以上販売する事がその証明であるといえるのではないでしょうか。